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2006年 09月 17日
と、いうことで昨日のつづきです。建築家との家づくりを考えていく場合、とっかかりとして一番なのは『モダンリビング』かなぁ、という感じでしょうか。今号は「ロケーションハウス特集」ということで、「森」「海」「眺望」あたりをキーワードに特集が組まれてます。(予断ですが不動産屋に勤めてた時に初めて知ったのが「眺望を最優先で」ってことで物件を探すお客さんが結構居られるってこと。)その中で一番良さそう(あくまでも紙面上で。実際のところは行ってみないとわかりません。)なのは表紙にもなってる西田司さんの『軽井沢の家』でしょうか。デッキの使いこなし方次第なんでしょうが。あと、森山善之さんの『横須賀の家』。これは内観とか建ち方とかじゃなく、外観が現代の住宅とは思えない、そう、モダニズム初期、ジョンソンとヒッチコックの本『インターナショナル・スタイル』の図版集のところに載ってそうな雰囲気が気になりました。2階に庇が無いのは大変やけどね。(写真は森山さんの『横須賀の家』)
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by kabuhaus
| 2006-09-17 11:58
| 建築
2006年 09月 16日
8月以降、ホーム・ページを作成しだしてから何度もかたまってしまってるパソコン。木曜の晩にまたもや起動せず。で、金曜にデータの復旧を業者に頼んだところ、連休をはさむので1週間近くかかるとのこと。で、急遽ヨドバシでパソコン購入。「今日持って帰れて、壊れにくいヤツ」ってお願いしてようわからんけど日立購入。またもやマックへの復帰は延期。やっぱりマックのほうがかたまりやすいけど、データが取り出しやすいからいいけどなぁって思いながら・・・・・以前パソコン初心者(今もあんまり変わらんけど)の頃、某授業で、みんなががんがんフリーズしてたとき、注意深く観察していると、関東出身者と関西出身者とのちがいに気づく。多くの関東出身者は怒りながら「おちちゃったよ~」関西出身者は笑いながら「とんだーっ」正反対のリアクションに文化のちがいを実感したものです。たまたまかもしれんけどね。
そこで、家づくりにおける文化のちがい。やっぱり関西は形の無いものにお金を出さない傾向があるみたい。施工費などの『家の代金』には出すけど、設計料には出し渋る傾向。でも、ここでの『家の代金』って何?ってことなんです。施工費にもかなりグレーな経費が含まれてたりするし、大手メーカーなら莫大な宣伝広告費が含まれてるわけです。建売なんかほとんど言い値だったりするわけですし。その点、関東は比較的デザイン料などにも寛容みたいです。(あまり細かく考えてない人もいるんでしょうけど)やっぱり関西で家づくりをやっていくには、そのへんの意識改革が必要になってくるかもしれませんね。(画像の『モダン・リビング』について書こうと思ってたけど、またいずれ) #
by kabuhaus
| 2006-09-16 11:22
| 建築
2006年 09月 13日
ちょっと宣伝です。『家づくりのための建築家住宅勉強会』の内容を少し。 まず場所なんですが、よく住宅プロデュース会社などが実施されているような会議室のような会場でのセミナーのような感じではなく、写真に少し写ってる自宅も兼ねているkabuhaus2階のテーブルで行ないます。定員も8名で考えていますので、一般住宅に友人と共に建築家を訪ねるような感覚で参加してください。 「豊かな住まい」に関するみなさんのイメージを確認しながら「本当に豊かな住まい」を実現するきっかけとなる勉強会になればと思ってます。 ただ、関西ではこれ以上ないような一流の建築家の方に担当していただく(第2回~第4回)ので、宣伝・営業活動の一環で行なうような類のセミナーとちがい、無料ではなく1回分2千円。(ご夫婦の場合お二人で2千5百円です) 僕が担当する第1回と第5回については、補講(個人的に他の日に振り替え)も可能ですのでメール・電話・ホームページのお問い合わせフォームの何れかでお問い合わせください。 勉強会もシリーズを重ねて行き、参加者の皆さんとkabuhausホーム・パーティーなんかも開催できればって思っています。 #
by kabuhaus
| 2006-09-13 21:20
| 建築
2006年 09月 12日
最近(?)建築雑誌って減ってますよね。古くは『都市住宅』から、新めでは『SD』『建築文化』『室内』など。『群居』もやっぱりもうないの?今、存在するのは『新建築』『住宅特集』『住宅建築』『a+u』,『GA』『GA HOUSE』などのGA関係、少しはずれるけど『10+1』ってとこでしょうか?でもやっぱりこのあたりは専門誌なわけで(『住宅特集』、『住宅建築』あたりはギリギリ?) 一般には住宅を扱う雑誌としては『Casa BRUTUS』、『モダン・リビング』あたりから入っていくのが興味も持続して勉強にもなるってとこでしょうか。ただ、『Casa BRUTUS』も月刊化されたころの勢いは今はおそらく無く、ややネタに困ってるようなところがあるかもしれません。(今月号もレイのオカタがマヨケのオキモノのようなフーボーで表紙をかざっておられます。)でも、建築のみを扱う一般紙として、ほとんど唯一(住宅を扱う一般紙はいろいろありますが)の雑誌としての存在は貴重でしょう。(最近読んでないページが増えて、毎号まず最初に「五十嵐太郎のいの一番日記」から目を通す自分が居ますが。)廃刊せずに続くことをお祈りしてます。 #
by kabuhaus
| 2006-09-12 21:43
| 建築
2006年 09月 10日
建築家はやっぱり施工費の高い住宅の設計しか引き受けてくれない? それは大きな誤解です。よく「豪邸に名建築無し」と言います。これは豪邸すべてがだめっていうわけではもちろん無いわけですが、あながちまちがいでも無いと思います。豪邸でもセンスのいい家はあるでしょうが、(旧山邑邸?落水荘?ロックフェラー邸?ファンズワース邸もある意味豪邸?)多くは変なところでナントカ調が発揮されたり、無意味に広かったり、無節操に豪華だったりするわけです。そんな住宅に建築家の力が十分発揮できる場は無いってことなんでしょう。 もちろん同じ条件なら設計料はたくさんもらえる方がいいに決まってますが、建築家が仕事の基準にするのは「建築家としての提案」ができるかどうかにつきると思います。いくら小さなプロジェクトでも(3畳1間の小屋とか?テーブル程度の大きさの屋外施設とか?)建築家が受けたくなる仕事はいくらでもあるでしょうし、逆に何兆円のプロジェクトでもいやな仕事はあるでしょう。(とりあえずは引き受けるでしょうけど) ということで、「こんな予算じゃ建築家は動いてくれへんやろうなぁ」なんて考えず、とりあえずは思いを建築家に聞いてもらうってことから始めましょう。 #
by kabuhaus
| 2006-09-10 23:05
| 建築
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