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1 2009年 10月 26日
(前回からの続き)
A: そうそうそれそれ。素人的には「建ってたら建築ちゃうん?」ってことやけど。 K: 建築士ということではなく建築家が設計するということは“建築のレベル”に達してなければ意味が無いということなんやろうね。 A: そう来ると思った。で、“建築のレベル”ってなんぞ?ってことになるわけやけど。 K: その判断は難しいから我々のレベルじゃ荷が重過ぎる。 A: あ、逃げた。 K: ただ・・・・ A: ほら、やっぱり言いたいくせに。 K: 見た目でかっこいい建築の設計はさほど難しくはないとは思うけど、例えば見た目や形としてはすばらしい住宅でも、ただそれだけで中で過ごしていても何の発見も新しい感情も生じないっていうことはよくあるでしょ。あれなんかは完全に建築のレベルではないってことは確実。 A: 建売住宅やそれに近い造り方の建築条件付の住宅なんかによくある、建築家設計住宅風のデザイナーズ住宅なんかでは期待すらできないってこと? K: いや、一概には言えないとは思うよ。そういうフィールドで活動されている方の中にもきっちりとしたものを持っている方はおられるでしょう。期待も含めてやけど。 A: とにかく一瞬で読めるような住宅はだめってことやね。 K: そうやね。で、「建築として成立しているかどうかが問題」という意見に対しては、もちろんそうやけど、住宅の場合そこだけで本当に住むことについての事象を請け負えるのかってこと。 A: 住みやすさ云々は論じるべきことではなく建築としての成立こそ論じるべきことっていう考え方で住宅は成立するのかってこと? K: そう。設計者は建築としての成立だけじゃなく、住みやすさの獲得をめざせる環境を建築として提供してこその“住宅”でしょ。つまり高さ(深さ)を目指すだけじゃなく奥行きや広さも目指さないとね。 A: もちろん比喩的な意味でね。 K: まぁ、わかってる方はわかっておられるんでしょうけど、もっと、建築の素人(住む素人なんてないわけだから)にも共有できるような言葉で話していこうよってこと。 A: そう、それは期待する。特にこれからの世代の人たちにはね。 ▲
by kabuhaus
| 2009-10-26 13:12
| 建築
2009年 10月 25日
![]() A: そうか、そんだけ話題に上るってことだけでも意義あるっていうこと? K: それだけではどうかわからんけど、その中でよく出てきているのが「建築主のご家族はどんな風に住むんやろう?」とか「住みにくいんちゃうの?」とか、ありがちではあるけれどもこの住宅のこれからについての話。 A: 住みやすさ云々については第三者が語っても仕方が無いっていう意見もあると思うけど。 K: でも考えてみないとあかんと思うのが「建築家に設計してもらったら住みにくいんちゃう?」という世間でよく聞く意見について。もちろん作品を作ることだけを考えて建築主の生活のことを一切考えないで設計してしまうっていう場合は論外やけど。 A: そう、そう。その“住みやすさ”ってのが曲者やよね。 K: そこばかりを追求していくと、至れり尽くせりで豪華でしゃべったり鳴ったりする設備に囲まれ、外の自然から隔離することで獲得された快適な空調での生活に行き着くわけでしょ。 A: その方向を選択する人も相当数存在するもんね。 K: でも本当にいつまでもそんな生活続くものなのかっていう疑問は生じるよね。実際「タワーマンションはもういいわ」っていう発言を耳にしたりするし。 A: でも一方で全く気にせずに住み続ける人もいっぱいいるわけでしょ。 K: そう、その“気にしない”っていう話し。“住むことを気にしない”っていう住み方では楽しさの獲得はぜったいに無理でしょ。 A: 本当の住みやすさっていうのは楽しさを伴うものでなければだめだってこと? K: でないと、いずれは底が見えちゃうでしょ、きっと。楽しみながらも工夫して獲得してこその住みやすさ。 つまり獲得していく住みやすさは永遠やけど、住む行為を気にしないで済む住み方っていうのはまともな人間だったら満足できなくなるということ。 A: それは言えてる。 K: あと、こういう会話のなかで登場するのがもう一方、つまり“建築関係”の方々の「建築として成立しているかどうかが重要」みたいなお話しについて。 (続きは次回『「建築として成立している」ってどういう意味?』) ▲
by kabuhaus
| 2009-10-25 15:27
| 建築
2009年 10月 20日
![]() このブログでTabatha-gallery-の告知をするのは珍しいのですが、 『捧陽子展』10月22日(木)~29日(木)Tabatha-cafe gallery utsuwa- あたたかさとクールな印象の共存が魅力的な捧さんの作品、 このブログをご覧の建築に興味をお持ちの方々にもおすすめです。 ▲
by kabuhaus
| 2009-10-20 13:14
| 告知
2009年 10月 11日
![]() 10月31日(土)と11月1日(日)の2日間(午前10時~午後5時) 堺の大仙公園で開催される『第1回堺クラフトフェア“灯しびとの集い”』 選考委員には小泉誠さん、sajiの仲宗根さん、grafの服部さん、etcが名を連ね、300組近い応募の中から選ばれた60組の作家さん(+招待作家さん)たちによるクラフトフェアです。 31日(土)午後2時からは重要文化財・高林家住宅において小泉誠さんとガラス作家の高橋禎彦さんによるトークショーも開催されます。(要・予約、締め切り間近) Tabatha 取り扱い作家の池田優子さんも出展されます。 ▲
by kabuhaus
| 2009-10-11 15:07
| デザイン
2009年 10月 09日
![]() 先日radlabで行われた建築家菊地宏さんのギャラリートーク。 建築写真家に自作を撮影されることを特に拒みはしないが、 自作はご自分で撮影することがあたりまえだとおっしゃる氏の写真、 被写界深度を浅くして露出を短くしたり(つまり絞りを開放側に設定する)、 地面へのこだわりから重心を低くして地面の多い構図にしたり、 素材の組み合わせという意味から周りの環境を多く撮り込むこともある。 など、多くの一般の建築写真家とは異なる意識で撮影された氏の写真作品は美しく、 記録写真としての意味合いが強い建築雑誌掲載の建築写真(もちろん記録的な意味合いも重要なわけですが)に慣れてしまっている建築関係・建築方面の目には新鮮に映ることは明らかです。 建築はこれまで経験した自然や現象などの再確認のためのTEST。写真も建築のTEST “再確認”と言う氏の、ある撮影・加工方法の写真を指して「建築を被写体にするより自然を被写体にしたほうがいい写真になる」という言葉が示唆的でした。 今回最も印象に残ったのは「最近形に色が見える感覚が芽生えてきた。脳が壊れてきたのかもしれない」。 そう、脳は壊れ方次第。いい壊れ方を目指して脳にちょっかいを出していくのが重要なことかもしれません。 ▲
by kabuhaus
| 2009-10-09 13:14
| 建築
2009年 10月 01日
![]() rad(Research for Architectural Domain)さんの京都三条にある活動拠点radlabにおける展示プロジェクトrep(radlab.exhibition project)、今回の展示は 『菊地宏展 / FOTOTEST』 これまでprismic gallery、OZONE、南洋堂、BankART1929 等で個展を開催されてきた建築家の菊地宏さん、今回は独自の建築活動を続けておられるradさんでの展示です。 菊地宏さんご本人が撮影された竣工写真を加工したものの展示になるようです。3日の土曜日午後1時からギャラリートークもあります、楽しみ。 ▲
by kabuhaus
| 2009-10-01 13:42
| 建築
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