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1 2008年 10月 20日
先週は結婚式で行った神戸・北野。
今週はオープンハウスにおじゃま。 ![]() 北野の結構上のほう、40坪ほどの土地が1500万円もしなかったとか。 やっかいそうな形状の土地ではあるのですが、 ![]() 北野に住むってのはちょっといいかも。 ![]() ▲
by kabuhaus
| 2008-10-20 23:22
| 建築
2008年 10月 16日
よく美術やデザインに造詣が深い方がご自分の住まいをつくるとき、頭の中にすでにできあがってしまっているイメージに近づけることのみを考えて家づくりをおこない、その形に近ければ成功、遠ければ失敗というふうに結論づけたりすることがあります。
それもまたひとつのやりかたなわけで、不正解ではないのかもしれません。が、少なくとも“建築”を経験したことにはならないわけで、「あ~あ、せっかくの機会なのに建築以外の部分での楽しみに終始しちゃったんですね。」ってところでしょうか。 ほんの小さな“建築”(ここで言う建築は住宅やそれ以上の大きさの構築物に限らず、部屋の片隅に置ける建築もあり、一からつくるものである必要もないわけです。)でもかまわないので、“つくる過程を経験”し、“なにか特別な感覚”を感じてこその“建築”なわけです。 一度それを感じてしまうと、繰り返し建築を経験したくなることうけあいです。 ▲
by kabuhaus
| 2008-10-16 16:06
| 建築
2008年 10月 12日
K: 人に「好きな映画、何?」って聞かれたときに、「この映画を好きって言っておけばかっこいいかも」みたいな、戦略的な気持ちを全く持たずに、本当に(この場合なにが“本当”なのかという難問を孕んでいることにもなるわけだけど)好きな映画を答えられるのかどうか・・・・実に悩ましい。
A: 友人同士の会話でそこまで考える?普通。 K: 友人同士でも親戚同士でも戦略的に好きっていう気持ちを完全に払拭して答えられるっていうのは、偉大。確かにセンスを問われる仕事や立場、例えば建築家のような人たちにとってはぜったい入ってしまうでしょ、戦略的に好きって気持ち。 A: この前も取り上げていた『ディーテイル・ジャパン2008年7月号別冊“映画の発見!”』(リード・ビジネス・インフォメーション株式会社)で、建築家の“私の10本”っていうアンケートが載ってるけど。 K: 多数が選んでいる映画をみてみると、『ブレードランナー』『2001年宇宙の旅』『東京物語』『ベルリン・天使の詩』『暗殺の森』『未来世紀ブラジル』『数に溺れて』『ざくろの色』『気狂いピエロ』『ストーカー』『ディーバ』『時計じかけのオレンジ』『ノスタルジア』『惑星ソラリス』・・・・なんかのありがちなラインナップに加えて・・・ A: ありがちとか言いなっ。そんなこと言うから“戦略的”とか考えてまうんやんか。 K: 『軽蔑』『パワーズ・オブ・テン』『ぼくの伯父さん』『プレイタイム』『青いパパイヤの香り』『ヴァンダの部屋』なんかの建築家っぽいタイトルも。 A: 建築家っぽいとか言いなっ。 K: そんななか、この雑誌のアンケート時点ではおそらく公開されていなかったためアンケートには登場していないペドロ・コスタ監督の『コロッサル・ユース』、ぜったいに次の同じようなアンケートでは上位に来るよね、きっと。 A: あの映画観たん?どうやった? K: もう建築家が好きな映画として選ぶ要素が満載。構図や光線の懲り方、建築・空間の主役度に加えて、時間軸のあいまいさや主人公のヴェントゥーラに至っては「このおっさんホンマに生きてんのか?もしかして亡霊?」って感じやし。 A: それって戦略的にって意味? K: まあ、そうなるよね。でも、もちろん繰り返し観たくなる映画やし、“戦略的”だけじゃなく、“本当に”にも充分なっていく映画やと思う。ぼくにとっては前作(厳密には前々作?)の『ヴァンダの部屋』は少々“本当に”にはきつかったけど、『コロッサル・ユース』の洗練の方向性はよかったと思う。ま、ぼくが好きな映画にいつも挙げる『ケレル』も結構戦略的かもしれんから偉そうなこと言われへんけどね。 ▲
by kabuhaus
| 2008-10-12 21:36
| 映画
2008年 10月 05日
K: もちろん前の住人が自殺した物件とかそういう話とちがうで。
A: ・・・・・・・・・・ K: 以前、建築家の鈴木了二さんが著書『建築零年』(筑摩書房2001年)所収の『山中貞雄の映画あるいは亡霊の空間』のなかで“・・・・たとえば、タランティーノは「面白い」としても「亡霊」性には欠ける・・・・ゴダールはときとして眠くなるほど「退屈だ」が「亡霊」性はきわめて高い・・・・チャップリンもキートンもともに「面白い」が、「亡霊」性の点では明らかにキートンのほうがはるかに勝っている・・・・ジョン・フォードと山中貞雄には、幸せにもこのふたつともが充分に備わっているのである。”というふうに、映画における“亡霊性”について話してはるわけなんやけど。 A: うん、なんとなくわかる。タランティーノ、ゴダールあたりは特に。ようするに“亡霊性”っていうのは言葉では説明しにくい“奥行き”とか“向こう側”とかのこと? K: “亡霊性”っていうのは、映画において顕著に見られる特徴でもあるっていうことみたいやけど、当然他の分野でも判断基準として応用可能なわけで、鈴木了二さん自身も今年出た『DETAIL JAPAN 2008年7月号別冊“映画の発見!”』(リード・ビジネス・インフォメーション2008年)の宇野邦一さんとの対談の中で“・・・・近代建築がすでに亡霊的なものを孕んでいる。ミースは幽霊みたいな建築ですから。コルビュジエは現代建築の廃墟型のタイプのひとつですね。カーンもそうでしょう。大体いい建築はみんなそういうものとして出てきた。・・・・ロッシがわれわれに強いインパクトを与えていたのは、今思えば、明らかにそういう亡霊的な側面ですよ。”っていうふうに建築にもこの基準を使っておられるわけ。 A: なるほで、どんな分野でも、なんかわからんけど“雰囲気がある”とか“味がある”とか“一筋縄ではいかん”みたいな作品とか人物とかあるもんね。 K: 近代建築も初期の頃の亡霊性が薄れていって魅力がなくなっていったんやろうね。 A: 建築でもそのあたりの“亡霊性”の多さが雰囲気にあらわれて良し悪しの判断でプラスに働くんやろうね。 K: 建売住宅にはぜったいに“亡霊性”なんか生まれへんよね。 A: 最近の新築マンションなんかでも難しいやろうね。 K: 何年か住んでたら新たな亡霊性が生じる場合はあるかもしれんけどね、この部屋は前の住人が・・・・みたいな。 A: ・・・・・・・・・・それはもうええって。 ▲
by kabuhaus
| 2008-10-05 21:27
| 建築
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