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1 2008年 04月 27日
![]() K: 昨年から住宅特集誌で季刊連載してる“ワンダリング・セブンティーズ”。初回は特集形式だった’07年8月号の室伏次郎設計『大和町の家』『北嶺町の家』他、宮脇檀設計『松川ボックス』他、鈴木恂設計『ATELIER』他。その後’07年11月号で長谷川逸子設計『緑ヶ丘の家』他、’08年2月号で山本理顕設計『石井邸』他、’08年5月号で藤井博巳設計『宮島邸』『等々力邸』『宮田邸』他。 A: でも、ただ旧作を訪問して設計者や住まい手の話を聞くっていう構成じゃないよね。 K: そう。話のきっかけの一つではあったりするけど、その住宅の時代背景や建築家の設計活動における位置づけとか、単なる印象記じゃなく、もう少し踏み込んだ内容になってる。まず室伏次郎設計『大和町の家』、これ再販されてんのよね、某・TカギPランニングOフィスを通して。 A: やりたいよねそのあたり。過去の建築家設計住宅の再販をカブハウスで手がけられたらいいのにね。 K: ま、瑕疵の問題とかいろいろあるやろうけどね。あと、少し驚いたのが長谷川逸子設計の初期住宅がすべて取り壊されずに残ってるってこと。これってすごいことやよね。 A: おそらくプランや外観写真だけではわからんすばらしさがあるねんで、きっと。 K: 山本理顕設計『石井邸』、竣工時の写真見て、勝手に舞台美術っぽい印象持ってたけど、現況写真見て、もっと荒々しい、ほんと“古い小学校の体育館”って感じ。学校って言えばドラマ『SP』で山本理顕設計『埼玉県立大学』の校舎、ふんだんに見れて良かった。 A: あと、山本理顕設計『窪田邸』って、その後の設計作とは違う気取ったカッコよさがいいよね。アルド・ロッシとかジョゼッペ・テラーニとか連想してしまう。 K: で、今月号が藤井博巳。「建築家で誰好き?」って聞かれて「藤井博巳。」って答えたらカッコいいよね。 A: ・・・・・・そんなん時代の雰囲気とか好みとかでまちまちちゃうの? K: でも『等々力邸』のかカッコよさったら・・・・どうよこれ? A: まぁ、それは認めるけど。 K: ただこういう企画って難しいのは、住まい手や設計者に無理言って見学させてもらっておいて、なかなか批判しにくいよね。この連載では著者の中谷礼仁氏はさすが上手に問題提起もやってはるけど、やっぱり複数の論者に批評してもらうのがいいんかなぁ。 A: でもそれはそれで必要以上に批判的なことばっかり言う人出てくるで、きっと。 K: ああ、ありがち。持ち上げてばっかりも醜いけど。そう考えると冷静な批評って難しいよなぁ。 ▲
by kabuhaus
| 2008-04-27 00:18
| 建築
2008年 04月 20日
![]() 細部まで丁寧に設計された印象のコート・ハウスで、1階ダイニングと2階リビングのつながり方が気持ちよく、実際にどう住まわれていくのか興味深いです。(写真は2階リビングから1階ダイニングを見る) ![]() ![]() その後、毎月参加させていただいている“サクラスタディーズ”へ。 ![]() なんか知らんけど突然コンサート。フルート(って聞いてたけどなんか尺八を横笛にした感じ)を演奏するヨガのセンセイとDJ化する建築家。 ![]() ▲
by kabuhaus
| 2008-04-20 22:11
| 建築
2008年 04月 17日
![]() K: ’80年代・’90年代に竣工して話題になった住宅のその後を取材した本書。竣工時ばっかり持ち上げて“その後”を放ったらかしがちやから、“その後”をまとめて取り上げるっていう企画は貴重・・・・・ってことで期待したんやけど。 A: やっぱり難しいよね、住宅の“その後”を取材するのって。 K: 住まい手の理解ってやつ?『イズ・プレタポルテ』(設計=積水ハウス+早川邦彦、長谷川逸子、伊東豊雄、益子義弘、阿部勤)では“十数年の生活を聞いてみようと住人たちに取材を申し入れたが、残念ながら断られてしまった。”やし。 A: 『岡山の住宅』(設計=山本理顕設計工場)も“内部の写真を撮ることはできなかった”やもんね。 K: 自分たちの経験をさらけ出して問題提起するような、建築に対しての意識が高い住まい手なんてそうそうおらんよね、やっぱ。 A: この本の内容(『日経アーキテクチュア』誌に掲載された記事を加筆・修正)も、意識されたうえでのことかもしれんけど、集合住宅の取材が目立つよね。取材のしやすさとかも影響してるのかもね。 K: この手の企画としては住まい手からの評価等、書きにくいところまで踏み込もうという姿勢は読み取れるけど、そもそもの取材の時点で不自由があるようじゃ、書きたいことが書けてるのかどうか難しいよね。住宅の“その後”について、設計者・住まい手・複数の建築評論家による意見とこれからへの問題提起を行うような企画、どこかで実現されへんかなぁ。 A: 写真もしっかり撮ってでしょ。ま、人を頼らんと自分で動くことやろうね。 K: やっぱり、そこに落ちつくってわけ? ▲
by kabuhaus
| 2008-04-17 15:03
| 家づくり・住まい
2008年 04月 15日
![]() A: タイトル・・・・・なんかいきなりちゃう? K: いや、いいねんで。別にがんばっていただいて。構造的なアイディアのおかげで成立してる建築も数多いわけやし。 A: じゃあ何があかんの? K: 異常に薄い壁や異様に細い柱やとんでもない支えられ方したスラブやとんでもない構造材。これまでに無いような空間体験のため?・・・・・見た目もかっこいいし? A: ・・・・・そのへんね。 K: そうまでせんでもって感じの場合増えてない?最近。例えば予算や敷地や法規の制約があって、“これしかない”ってことならまだしも、見た目の斬新さや未経験の空間体験をつくるためだけに優秀な構造家をひっぱり出してきて、ばかにならんぐらいの時間とか費用をかけてっていうのはどうなんざんしょ? A: 建築の発展のためってやつ? K: なかには発展を歪めてる場合もあると思うよ。そんなことより、もっと普通のことしてすんごい建築をつくってもらいたいよね、建築家には。 A: 確かにそういうほうが才能感じるかも。 K: 多くの建築家にとってはそっちでしょ。あっちはあっちで一部の人だけに進んでもらって。 A: そっちはそっち、あっちはあっちね。でも、あっちも結構好きなんちゃうの?実は。 K: 特殊な実践の中から普通の技術が生まれてきたっていう歴史もあるんやろうからね。でもそれをやっていいのはいつの時代も一握りの奇才(鬼才?)だけでしょ?大部分の人は踏み込んだらあかんと思うよ。 A: ・・・・・そうか。 K: つぶれるだけやと思うよ。いろんな意味で。 A: ・・・・・それ、オチにしたらちょっと弱いんちゃう? ▲
by kabuhaus
| 2008-04-15 00:32
| 建築
2008年 04月 10日
![]() 木工作家のmoderneさんの個展、開催中です。(4/20まで器屋Tabatha) 建築好き(もちろんインテリア好きとかではなく、しっかり建築好き)の彼ならではのデザインしすぎないデザインが建築関係の方にも好感をお持ちいただけると思います。 今回の出品は“日用品”というテーマにそって小物中心ですが、家具製作のご相談も承ります。 ▲
by kabuhaus
| 2008-04-10 13:21
| Tabatha
2008年 04月 03日
![]() K: 講演会シリーズ“archiforum in Osaka 2006-2007” の講演会記録を中心にした本書。今年のはじめから何回かこのブログで紹介しようと思ってたんやけど・・・・ A: 何?その奥歯に何やらな雰囲気。書評って特徴とか“イイトコ”を紹介して終わり。そういうもんでしょ? K: ・・・・・書評かどうかってのはあやしいトコやけど、“イイトコ”やったらいくらでもあるで。まず、構造家(単に構造計算をするだけではなく、設計に対する広範にわたる提案をおこなう。時には建築家と同じぐらい重い役割を果たすこともあり、近年大規模建築だけでなく住宅設計でも活躍する若手構造家が増えている。)、特に新進気鋭といわれるような構造家を多く招聘した講演会シリーズ開講の意義深さ。 A: そうやね。設計者の異なるこの建築もこの建築もこの構造家が関わってたんや。みたいな驚き。 K: あと、その有意義な講演会シリーズをその場で終わりにせずに紙媒体に残すこと(複数の演者の単発の講演を1冊の本にまとめることの気の遠くなるような労力)への敬意? A: ふんふん、すばらしいことばっかりやん。 K: あと、個々の建築の解説での構造家の視点の新鮮さ。“ちょっとした効果”(時には大きな効果)を生むためにいかに大きな構造的挑戦が繰り広げられたり、見過ごされていた技術が掘り起こされたりしているのか。 A: “ちょっとした効果”のおかげで、建築の魅力や奥深さが格段に増すことが往々にしてあるってのはわかる。そういうことが一番大切やよね、“いい建築”にとっては。・・・・・・で? K: で?誰が読む本なん? A: ん?構造計算とかも書いてないし、読みすすめるのに専門知識がそれほど必要とも思われへんから、やっぱり広く一般に読んでもらったほうが著者、編者ともにうれしいんとちゃう? K: そうやねん、住宅も含めた建築に関わる(クライアントなど)人たちに、構造家が関われるような余裕(主に時間的。ときには経済的)を持ってもらうためにも一般の人たちにも読んでもらいたいよね、当然。で、各講演者の導入部や講演後の編者や会場との質疑応答部は興味深い内容が多くて読んでいて楽しいけど、メインの各建築作品に対する解説部が、豊富な図版の使用や詳しい説明の割には面白さをイメージしにくい。っていうのが率直な感想。 A: 確かに。構造を専門的にやってなくても、ある程度建築を専門的に勉強した経験を持つ読者には容易にイメージできるのかもしれんけど、建築に関わっていても技術的な造詣が浅い(?)とか、まして一般の人にはやっぱりちょっとつらいかもね。だって、一般の人って「建築に興味があります」って言っても「RCってなんですか?」ってレヴェルやったりするもんね。 K: 実際講演会を聞きに行った回はかなりイメージできるから、イメージできるかどうかっていうのもちょっとした違いやろうけど、この差は大きいよね。講演会の内容をまとめるという形の限界なんかもしれんけど・・・・ここはぜひ、同じような趣旨の本を原稿からつくっていただくということを期待しよう。 A: ・・・・・そんな勝手なお願い。 K: なので、結論としては建築の構造や設計や施工を勉強している方や建築の実務にたずさわる若手建築家の方々には超お勧め。一般の方々では、エンジニアリングに詳しい方や空間をイメージすることに長けている方にはお勧めということで。 A: この次は一般向けの構造デザインの本をぜひお願いします? K: ぜひ。 (4月5日にこんなイヴェントもあります。architects’ BAR 「けんちく本つくりたい人集まれ」 『ヴィヴィッド・テクノロジー~』) ▲
by kabuhaus
| 2008-04-03 23:06
| 建築
2008年 04月 01日
![]() 建築家島田陽さん(タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所)設計、『緑ヶ丘の住居』のオープンハウスにお邪魔しました。(施工は(株)大澤工務店) 30坪強の敷地に建つ延べ床面積約91㎡の母娘お二人のための小住宅です。 1,2階ともシンプルな田の字プランで、一見あっさりと設計されたようにも見受けられて、その実クライアントの細かな要望を細部にまで実現した、綿密に練られた設計の上に実現した住宅のようです。 階段を上りきった位置にある建具による効果も興味深く、1階の間仕切りの建具の取り合いや洗面横の美顔器容れなど細かなところもコボレのない設計だと感じました。 ![]() とにかく島田さんの設計で感じるのはありふれた言い方かもしれないけれど“自然なセンスのよさ”。ヴォリューム感や素材の選び方や単純にカタチなど、こればかりは大人になってから学習で身につくものでもなく、おそらく幼い頃から身につけてこられたモノなんでしょう、きっと。 ▲
by kabuhaus
| 2008-04-01 16:56
| 家づくり・住まい
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