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2007年 03月 30日
![]() K: 1972年でしょ?反住器。そういう位置づけが適切かどうかは別としても、ポスト・モダンの住宅としてはかなり早い時期の完成形やよね。少なくとも‘反モダニズム’っていう気持ちは強かったんやろうし、毛綱さん。 A: あと、『釧路市立埋蔵文化センター~釧路市立博物館』の、‘予定地の倍以上の広さの計画案’をつくって、後に残りの用地を確保させたっていう話もすごすぎる。 K: 加えて、増築前の『埋蔵文化センター』の途中まででちょんぎってるための梁とか床が飛び出してるカタチもすごすぎる。 A: あと、毛綱さんの計画案『給水塔の家』って、後にヨーロッパで実際にやってる人雑誌に載ってたよね。なんの雑誌か忘れたけど。 K: この案見てやってたりして。給水等に住むっていうの、他にも何回か聞いたことある案やけど、これは本気やったみたいやね。 A: 日本の若手建築家の当時のヨーロッパでの影響力考えたら‘この案見て’ってのもあながちはずれてないかも。 K: 最後に、一番驚いたのが渡辺豊和さんが’70年代に建売住宅の実験的な提案をして、しかも‘即完売’って話。 A: えらい地味なところに喰いついて・・・・・・ K: でもこの本読んでても感じたのは、’70年代までに建築家は‘ローコスト’も‘プロトタイプ’も‘建売の提案’もやっちゃってるってこと。にもかかわらず、相変わらず世間では‘経済性のみ’で‘表面的なデザイン志向’にまかせた住宅が大部分を占めていて、‘建築家の提案’と‘短期で建て替えられるペラペラ住宅’のいたちごっこを繰り返し続けてる、どうにかならんのかな。建築家と建主の双方に問題はあったんやろうけどね。 A: そのあたりがカブハウスの方向なんでしょ? K: 大きく言っちゃうとね、少なくとも方向だけはね。 ▲
by kabuhaus
| 2007-03-30 15:44
| 建築
2007年 03月 28日
![]() A: この本、建築の知識が無くても面白い。ガンガン読めるよね。建築の構成についての記述の部分は素人にはちょっとキツイけど。 K: 山口文象って『黒部川第二発電所』しか知らんかったけど、戦後はRIAっていう建築家共同体を結成して活動してたなんて・・・・やっぱり‘左’のかたって個の突出をきらうんかなぁ。 A: うん、山口文象って戦前の人ってイメージ強いもんね。 K: 植田一豊が、なんかアルファベット3つの名前の建築家集団を率いてたっていうのは知ってたけど・・・・ A: ・・・・・・それがRIAでしょ?率いてたってことでもないんやろうけど、この本読んだら。 K: うん。植田一豊って人、興味がわくでしょ?『ラムダーハウス』ってカッコイイし・・・・でももっとビッグネームになっててもいい人やろうね、きっと。‘都市空間の創出’を目指して、当時の多くの建築家が挑んだ‘都市計画’っていうバケモノに飲み込まれたんやろうね、おそらく。 A: 『ローコストハウス』 『河内小阪駅前防災ビル』 『新制作座』 面白そう。 K: 「ヨーロッパ人は足算と引算しかできないから偉大なんだ」なんでしょ? A: そういえば著者の渡辺豊和さんのこと触れてないけど。 K: ・・・・・・ここでの印象すべては渡辺さんの言葉を通しての印象やよ、もちろん。 ▲
by kabuhaus
| 2007-03-28 22:48
| 建築
2007年 03月 27日
![]() K: アトリエ・ワンの作品集って言ってもいい図解集。 A: 去年出版されてた『アトリエ・ワン・フロム・ポスト・バブル・シティ』も作品集って感じやったけど・・・・ K: 前著はこれまでの仕事の‘分類’に重点を置いていて、写真、パース、プラン、アイソメなど、もりだくさんやけど少々絞りきれてない印象やったけど、今著はパース中心(一部プラン、断面図、詳細図)に絞って、このヴォリュームでこの値段(2730円)。 A: でも、パースにしても消失点の設定とか、多くのデータを図に落とし込む作業とかかなりの力作やね。 K: ‘ダス・ハウス’の図はなんでパースになってへんのやろ? A: ・・・・細かいところはさて置き。 K: そういえば、思い出した。アトリエ・ワンの塚本さんの『現代住宅研究』で、雑誌連載時には掲載されていた篠原一男さんの住宅のプランとかアイソメが削られてたんはなんで?? A: ・・・・まぁ、いろいろ大人の事情があるんちゃう?・・・・ええやんか、細かいことは。 K: それにしてもこんなにわかりやすくさらけ出しちゃっていいの?って思うよね。 A: それは‘自信’でしょ。アトリエ・ワンの住宅にはデータだけでは読みきれない‘キャラクター’があるっていうことでしょ。 K: でもこの本って建築用語は別にして図だけやったら子供でも楽しめるんちゃう?絵本として。 A: う~ん、どうやろ。ちょっと難しいかも。建築関係の学生は勉強になるんやろうけど。 K: いや、ぜったい子供もいけるって。事典とかに載ってる飛行機とか豪華客船とかの図にハマるやん子供って、そんな感じで。 A: もしアトリエ・ワンの建築にハマる幼稚園児とかおったらオモロイよね。 K: でしょ?まぁでも、子供にしても‘早すぎる’っていうのも大成せんこと多いけどね。 A: ・・・・・・また最後に落とすやろ。 ▲
by kabuhaus
| 2007-03-27 12:39
| 建築
2007年 03月 26日
![]() じゃぁ、その‘キャラクター’は何によって形成されるのか。それは当然‘建主などの住まい手’や‘土地などの環境’や‘建築家などの設計者’。場合によったら‘金銭を一部負担したという理由で口を出すご両親’や‘口うるさいご近所さん’なども要因として考えられるわけです。 ただ、キャラの濃淡で住宅の良し悪しが決定されるわけでもないので、ときには‘全くキャラクターを感じられない住宅’が存在して、なおかつ「結構いいよね」なんていうことも有り得るかもしれないわけです。 ▲
by kabuhaus
| 2007-03-26 15:27
| 建築
2007年 03月 23日
![]() K: 観て来ました、山下敦弘監督の『松ヶ根乱射事件』 A: どうやった?この監督の映画、何本か観てるよね? K: 『ばかのハコ舟』 『リアリズムの宿』 と今回。『くりいむレモン』と『リンダ リンダ リンダ』は未見。 A: 先の2本は面白かったって言ってたよね。 K: うん。久々に全作おっかけて観ようって思えた監督。いきなり間の2本観てないけど・・・・ A: 今作『松ヶ根乱射事件』は? K: なんか微妙に質感がちがう感じ?正直途中で退屈になった。 A: ふーん、じゃぁ面白くなかったと? K: それがちがうねん。途中の質感は有名俳優の割合が増えたせいかもしれんけど・・・・もしも意図したものやったら、この監督すごいかも。 A: 意図するって?わざと退屈にってこと? K: そうそう。最後の‘オチ’のために。 A: オチがあるんや、この映画。どんでん返しとか? K: そんなハリウッド的(?)なことじゃないねん。「・・・・え?そういうことなん?」みたいな・・・・ A: ふーん、イマイチわからんけど。 K: タイトルもストーリィもキャストもすべてこのエンディングの‘オチ’つまり‘チャンチャン’のためにあるのかも・・・・特にタイトルは最後に‘念押し’してるし。あと、エンドロールに乗せて流れるエンディング・テーマがボアダムスの『ポップタタリ』に収録されている『モレシコ』。こんな90年代の時代を象徴する曲まで流された日にゃぁ。 A: ・・・・・ボアダムスが時代を象徴するかどうかはさておき、なんか観たくなってきた。 K: 関西育ちの人間には‘オチ’は大切やからね。 A: うん。会話しながら常に‘オチ’を探す癖ついてるもんね。 K: そうやろ?関東の人ってよく全くオチのない話を延々してるやろ? A: で?オチは?みたいな。 K: あ、そうそう。言い忘れてたけど大阪での上映は今日までね。 A: ・・・・・・・・・・・またそれ? ▲
by kabuhaus
| 2007-03-23 19:10
| 映画
2007年 03月 21日
![]() 今や巨大企業となり企業としての発展と利潤の追求に邁進するプレファブ住宅メーカー。でもこれらの企業の原点は‘建築’によって低~中所得者に安価で良質な住宅を供給するという、いたって‘建築的’なしかもどちらかと言えば‘アヴァンギャルド’な‘建築的発想’に基づいた研究に端を発しているわけで、実際に住みたいと感じるかどうかは別として初期プレファブ住宅の名作『セキスイハウスA型』、『大和ミゼットハウス』、『セキスイハイムM1』、『松下1号型』などの高尚な理念に根ざした住宅群には歴史的価値となんとも言えない魅力を感じないわけにはいかないわけです。 ただその後の企業としての発展の過程で、消費者の趣味嗜好に安易に迎合することにより、30年どころか10年程度で飽きられて建て替えられてしまう住宅を大量生産してしまってる現在の状況をみると、当時の研究者の‘とほほ’な怨念がニュータウンを中心に渦巻いているのではと勘ぐってしまうわけで・・・・・・ ただ考えてみるとハウスメーカーにしてみれば10年で建て替えていってもらえるほど‘うしし’な状況もないわけで、企業としてそれはそれで成功しているんでしょうか・・・・少なくとも住宅に対する意識の高い消費者がまだ多くない現在の状況においては。 (写真は前回の勉強会でお邪魔した住宅のご近所の住宅。セキスイハイムなんでしょうか?詳しい方は教えてください。かなり大切にお住まいのようでした。) ▲
by kabuhaus
| 2007-03-21 22:11
| 建築
2007年 03月 20日
![]() 建築家のなかには、一生のなかで何度か‘作風’(この言葉にも少しだけ違和感を覚えますが)を変化させることによってより大きな存在になっていかれる方も居られるわけで、それはやはり並外れた勇気と才能が必要なんでしょう。 (写真は大阪の世界的な建築家がコンクリート打ちっ放しで一世を風靡する以前の住宅。開口部の少なさがいかにも建築家住宅という感じ。大切に居住されている感じです。) ▲
by kabuhaus
| 2007-03-20 16:56
| 建築
2007年 03月 19日
![]() 今回の勉強会は‘出張編’。大阪府堺市の泉北ニュウータウンのFさんのお宅、芦澤竜一氏設計の『Re』にお邪魔しました。参加者の15名(+お子さん2人)の皆さんも寒いなかご苦労様でした。 今回居住中にもかかわらず見学させていただき、最後にお話までしていただいたFさんどうもありがとうございました。 設計者の芦澤竜一氏の熱意とFさん御一家の思いを感じることができ、うかがう度に心地よく進化していっている印象を受けました。 ![]() これからも機会があれば‘出張編’も開催したいと思います。 次回の勉強会は5月19日(土)午後2時~午後4時 建築家・河井敏明さんに担当していただきます。開催場所はカブハウスです。(4月は器屋Tabathaの春企画もあり、勉強会はお休みです。) ▲
by kabuhaus
| 2007-03-19 16:19
| kabuhaus
2007年 03月 16日
![]() K: 広い意味での‘最小限住宅’を集めた本。 A: 広い意味? K: 厳密に言うと結構広い住宅も取り上げられていて、‘大きさの問題だけではなく’‘「ヒューマン・スケール」な建築’ってことみたい。 A: ビッグ・ネームも結構取り上げられてるね。ただ、2ページ~6ページっていう少ないスペースでの掲載やから、ちょっと消化不良?もっと見たくなるよね。 K: うん、まあね。でも、しょっぱなのシンドラーの『A(ジセラ)・ベナッティのためのキャビン』からやってくれるよね。‘陸屋根を持つ既存の建物の上に、三角形のポーティコの構造体が建てられた’やで。 A: 有名どころでは他に、リートフェルト、コルビュジェ、ヘルツォーク&ド・ムーロン、アウト、フィリップ・ジョンソン、ブロイヤー&グロピウス、ポール・ルドルフ、チーム4、ライト・・・・日本からは伊東豊雄と石田敏明。 K: あと、ジオ・ポンティの住宅案なんてのも。さすがにロッシの『キャビン・デレルバ』は適当な絵っぽいから?欄外扱いで。ところで、好きな住宅1つ選ぶならどれ? A: でたっ。ヘルツォーク&ド・ムーロンの『Plywood house』は好きやけど、この本で知ってっていうのならクリスチャン・ガリクセンの『モデューリ実験建設システム』かな。こういう実験住宅って‘建築家’っぽくっていいよね。 K: 大学とかの課題でも使えそうやしね。他にも課題でパクレそうなん結構有りそう。 A: ・・・・・・ひとつ選んで。好きなん。・・・・・・ K: やっぱりこれかなぁ、表紙にも写ってるミラー&ハルの『マルカン・リトリート』。‘この住宅を建てるためにまず山側の200エーカーの土地を購入した。’やで。200エーカーにぽっつーんやで。 A: 200エーカーって言われても・・・・ K: えーっと1エーカーが約4000㎡やから、×200で・・・・ A: とにかくむっちゃ広いってことやね。 K: そうそう。この本で少し残念なところは日本の建築の選び方がどうなん?ってとこかな。 A: 確かに。このテーマやったらもっと他にあるやろ?って感じ。 K: 鴨長明とか‘男おいどん’とか。 A: ・・・・・・増沢旬とか清家清とか『住吉の長屋』とか。 K: それも普通すぎるんちゃう?江戸川乱歩の『人間椅子』とか? A: ・・・・・・ ▲
by kabuhaus
| 2007-03-16 19:23
| 建築
2007年 03月 15日
![]() A: ‘101の模型’は面白そう。 K: 子供でも楽しめそう?101っていうのにこだわった展示やけど、個人的には『101番目の家(自邸)』中心の展示の方が・・・・・ A: でも、竹原義二さんの住宅ってしっかり個性を持ってる感じ。知らずに遭遇しても、‘あっ’って感じ。 K: 『夙川の家』この近くやもんね。この近くやったら鷲林寺とか目神山とかにも建ってるはずやよ、確か。 A: でも『101番目の家』とか、寒そう。 K: 寒いんちゃう?今日も会場で所員の方がとこか以前建った住宅の施主のご夫婦と話してはったけど、やっぱり‘寒い’って言ってたよ、『101番目の家』。 A: でもそんなことよりも‘すばらしい建築’やと・・・・ K: でも、寒いもんは寒いわなぁ、寒さは慣れることができる人と体や心を壊す人と居るやん? A: ・・・・・・そういう人は設計の段階で・・・・ K: とにかく図面は面白かった。模型は・・・・‘101個ある’って感じ? A: また、もうすぐ会期終了なんでしょ? K: あさっての土曜日まで。場所はINAXギャラリーじゃないのでお間違いなく。INAXタイル・スペースってとこ。 ▲
by kabuhaus
| 2007-03-15 16:43
| 建築
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