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2009年 01月 25日
![]() 読みたい本(正確には読みたくなるであろう本)を購入するタイミングって何時なのだろうか。 その時々で読みたいと思っている本を購入していくだけで、読書生活のすべてを補うことができるのであれば幸せなことだけど、現実は“読みたい⇒買う⇒読む”というパターンだけではなく、“いずれ読みたくなるであろう⇒買う⇒結局読まない”や、“それほど興味がわかない⇒買わない⇒すごく興味がわく⇒絶版になっている⇒古書店や図書館やネットで探し回る”なんていうパターンも多々あるわけで、将来の自分の興味の対象をすべてカヴァーできるような書籍購入術なるものは存在し得ないだろうから、結局は物理的(本を置くスペースなど)にも金銭的にも時間的にも無駄はこれからもあり続けるのだろう(幸福な無駄ではあるけれど)。 ヨーガンレール(丸の内・心斎橋)やLouis Vuitton(高知・大阪ヒルトンプラザ・台北)やDior(銀座・名古屋)などで一般にも名の知れた建築家・乾久美子さんの著書『そっと建築をおいてみると』(INAX出版)も購入してから3ヶ月以上放ったらかしてしまっていた。それは、ぼくが個人的に出版物に求めてしまいがちな“情報量の多さ”が欠けているように、購入時に感じてしまっていたこと(ぼくは名簿やスポーツなどのデータ本や年表が無条件に好きで、特にデータ本の数字の羅列は何時間眺めていても飽きない)が最大の理由なのだろうけれど、反面購入するだけの魅力をこの本に感じていたことも否定できない。 読んでみて感じたのは巻末の解説で藤村龍至さんも指摘されている“一貫性”。筋が通っているというのか、感じ方(考え方というのではなく)の姿勢が確立しているというのか、できあがったものの賛否や好き嫌いとは異なる部分での好感触というようなものを文章のいたるところから受け取ってしまった(表層の操作に対するやりすぎ感を否定する意見は湧き上がるのだろうけれど)。『建築とは、世界に何かを付加するように「つくる」ものなのではなく、それをそっと「おく」ことで、世界を少しばかり変化させるようなものである』(本書p.139)・・・・・・信用できる。
by kabuhaus
| 2009-01-25 17:12
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