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2008年 07月 13日
![]() ファスビンダーが1970年(1969年という表記もあります)に共同監督として撮った映画。邦題の付け方に懐かしさを感じてしまいますが(どの時期についた邦題なのかは知りませんが)、タイトルで大体の流れは想像できます。そう、完全な“まえふり映画”です。最後の最後に殺っちゃって、その後自殺。延々とそのまえふりが展開されるわけです。 その内容は、浪費家で見栄張りな美人妻の何度目かの事故っちゃった話に、仕事で昇進のチャンスなのに上司に仕事のやり直しを命じられたり(主人公R氏は建築家で、上司に“平面でしか捉えていない”とか何とか指摘され、動線の根本的な変更を命じられたりしています)、息子の教育問題(算数が苦手で“sch”の発音ができないなど)、嫁姑の不仲、などなど、あまり驚きの無いストーリィが繰り広げられた末、テレビの画像が乱れてイラついた挙句、燭台で妻とその友人と(淡々と、しかもついでのように)息子を殴り殺し、翌日会社のトイレで首吊り自殺。 あまり上手い作家じゃないとかネオ・ナチがどうとか差別的な表現がどうとかゲイだからどうとか言われたりするファスビンダーさんですが、全編に流れる独特なにおいを感じてしまうっていうのは買いかぶりすぎでしょうか。(殺人の後、翌日の勤務時間中に自殺っていう時間の流れを一切描写していないところなど印象に残ってしまいます。凶器が燭台っていうのは裏読みの裏読みが必要なんでしょうか?) ただ、それほど他人に薦めたくなる映画でもなく、代表作っていうことでは『マリア・ブラウンの結婚』、『リリー・マルレーン』、『ヴェロニカ・フォスのあこがれ』、『ケレル』あたりを推すべきなのでしょう。 今回の特集上映、ぼくはあと『シナのルーレット』と『ベトラ・フォン・カントの苦い涙』を観に行こうと思ってます。その他の作品のなかでDVD上映ってチラシに書いてあるのは・・・・ちょっとね。
by kabuhaus
| 2008-07-13 22:34
| 映画
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