
建築家島田陽さん(
タトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所)設計、『緑ヶ丘の住居』のオープンハウスにお邪魔しました。(施工は
(株)大澤工務店)
30坪強の敷地に建つ延べ床面積約91㎡の母娘お二人のための小住宅です。
1,2階ともシンプルな田の字プランで、一見あっさりと設計されたようにも見受けられて、その実クライアントの細かな要望を細部にまで実現した、綿密に練られた設計の上に実現した住宅のようです。
階段を上りきった位置にある建具による効果も興味深く、1階の間仕切りの建具の取り合いや洗面横の美顔器容れなど細かなところもコボレのない設計だと感じました。

とにかく島田さんの設計で感じるのはありふれた言い方かもしれないけれど“自然なセンスのよさ”。ヴォリューム感や素材の選び方や単純にカタチなど、こればかりは大人になってから学習で身につくものでもなく、おそらく幼い頃から身につけてこられたモノなんでしょう、きっと。