
最も権威があるって言ってもいいかもしれない建築の専門誌『GA』のいくつかある兄弟誌のひとつ『GA HOUSES』の特集号。前号の日本特集に続き今号は海外特集です。
時代を’60年代以降に絞って編集されてるためか、ややアメリカの住宅が多いような印象。
コーニッグやエルウッドの住宅のすごさは、一般の方には妙に“アタラシフルイ”感じを受けてしまって伝わりにくいかもしれませんが、イームズ邸やシーランチ、カルロ・スカルパにトビア・スカルパ、アアルト、ウッツォン、スヴェーレ・フェーンなど写真で見ても楽しい住宅満載ってところでしょうか。個人的にはリチャード・マイヤー、ピーター・アイゼンマン、チャールズ・グワスミーあたりがモノクロ写真中心っていうのが残念なのところですが、「そのあたりは他の本で見てちょ」ってことなんでしょう、きっと。
一家に1冊とまでは言いませんが、ちょっと立ち読みぐらいの価値はじゅうぶんありです。