
大晦日にエットーレ・ソットサスさんが亡くなったらしい。インフルエンザらしい。エットーレ・ソットサスといえばデザイン集団『メンフィス』。ボブ・ディランの『メンフィス・ブルース』からとったともエジプトの古都メンフィスからとったとも。
オリヴェッティ・ヴァレンタインのデザインの革新性については同時代を生きたデザイン関係者に任せるとして、“ヨーロッパ”に根を持つデザイナーが“アメリカ”を加味されたときに時として生まれるすばらしさはなんなんでしょうか。ノイトラ?シンドラー?あ、ミースも?この辺りの時代はまたちょっと違ったか。
それにしても“メンフィス”というネーミングはすばらしい。“ナシュビル”でもちがうし“セント・ルイス”もぜんぜんちがう。やっぱり偶然じゃなく“メンフィス”なんでしょう。
その辺の感覚はエルビス・プレスリーからじゃ当然無く、アル・グリーンやO.V.ライトやソウルチルドレンからも貰ってるイメージなわけです。