HOME PAGE
フォロー中のブログ
カテゴリ
以前の記事
2013年 10月 2013年 01月 2012年 07月 2012年 03月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 02月 2005年 09月 2005年 08月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 10月 12日
![]() A: 面白かったみたいやね。 K: うん、いくつか印象に残る話があったよ。まず、毒と薬の話。 A: ん?何? K: 毒と薬は紛れもない違いなんて無くって、摂取量とタイミングによったら薬も毒になり毒も薬になるって話。建築も通常薬になることを目指してつくるわけやけど、結果毒になってる建築も多く存在するわけで、乾さんは“結果薬になる毒のような建築”をつくりたいって言ってはった。 A: ・・・・なるほどね。なんかちょっとホメオパシーに通ずるような。 K: いや、それはあるかも。毒と薬の境界ってもっと曖昧なものなんかもしれんね。 A: あとは? K: “建築を密やかにいつのまにか変化させる方法を探りたい”って言ってはった。 A: それってわれわれのテーマのひとつやん。 K: そう。いろんな意味でってことやと思うけど、具体的な例として、部屋の分節について。 A: 建具で? K: いや、乾さんは建具の話はなかった(開口部の話はあったけど)。部屋としてゆるく分節しておいて、例えば建具は使わずに6部屋に分節しておいて(少しだけ間仕切壁がある感じ)それらを場合によって4部屋や3部屋や1部屋として使う。つまりnLDKでもワンルームでもない部屋。nLDK/ワンルームの対立関係を考えるのではなく、建築を考えるもっと異なるフィールドに行きたいって言ってはった。 A: そうか、かなり共感できる講演会やったわけやね。 K: あと重要やと思ったのが「設計意図をレイヤー化することによって、本来のプログラムとは別の次元にアイデアを潜ませることができる気がする。」っていう考え方。とにかくプログラムとは別のところにこそ建築家に依頼する意味があると思うから。ま、一般の住宅の建主にとっては難解な部分なんやろうけどね。 A: そのあたりもわれわれが補っていければいいんやろうね。 K: 大変やけど楽しい部分やよね。
by kabuhaus
| 2007-10-12 15:05
| 建築
|
ファン申請 |
||