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2007年 04月 20日
![]() K: 建築のジャンルに‘アンビルト’なんてのがあるなんて、よう考えたら無茶やんね。 A: そう言われれば建築やのに‘建ってない’やもんねぇ。 K: ‘建つかいなアホ’とか‘建たんかったんじゃボケェ’とか? A: 誰もそこまで言ってないけど・・・・ K: でもそこんとこ‘建つかいな’と‘建たんかった’のちがいも重要かもね。 A: あぁ、はじめから実現することを考えてないプロジェクトと、結果的に実現せんかったプロジェクトの違い? K: そう。前者がブルーノ・タウトの『アルプス建築』とかミースのガラスの高層ビルとかアーキグラムの『ウォーキング・シティー』とか、後者がテラーニの『ダンテウム』とか。 A: 建築って‘経済’や‘サイト’や‘タイミング’や‘技術’や時には‘政治’なんかも関わってくるから絶妙のバランスでしか成りたたへんから大変やよね。 K: でも、それでこその魅力もあるわけでしょ?建築には。実現を前提としてないプロジェクトの自由な発想のおかげで建築の発展もあったんやろうけど、個人的には結果とか前提条件はさておき実現可能性っていうのは大きいポイントやねんけど。 A: 絵空事には魅力が無いと? K: そうじゃなくって、技術的な裏づけのある絵空事にこそ魅力を感じるというか。例えばアーキグラムでもピーター・クックの『ウォーキング・シティー』のおおらかさというかオバカサン的魅力というか、それよりもマイケル・ウェブの『シン・センター』とか『ドライブイン・ハウジング』とかの「あれ?これって練っていけば実現したりするんちゃうのん?」みたいな方に魅かれるかな。 A: なるほどね。あと、アンビルトばっかりの建築家はどう? K: ぎりぎりのところを攻めて結果アンビルトとか、扇動のためあえてアンビルトとかはいいけど、アンビルトの鬼みたいな感じで作品として完結させちゃってるのはまた違うジャンルってことになるんちゃうかなぁ、建築家とちがって未建築家とか不建築家とか無建築家とか。 A: ・・・・・・そのあたりの微妙な気持ちの差異が魅力の有無にもつながるってことなんやろうね。
by kabuhaus
| 2007-04-20 13:14
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