
住宅の配置について。
まず、狭小地のために‘庭をとる’ことが不可能な場合、住宅の配置は必然的に‘道路後退’‘斜線制限’‘隣地境界からの後退’など‘法律’や‘限りなく法律に近い慣習’などの高圧的な力によって決められちゃったりするわけです。
もし幸運にも敷地に多少の余裕がある場合、住宅を‘どう寄せるのか’ということになるわけですが、多くが住宅を北側に寄せ、南側に‘庭みたいなもの’をつくるわけです。よって街並みは中途半端な幅の‘庭みたいなもの’の連続体によって形成されちゃうわけですね。
さらに強運の持ち主で敷地にそれなりの余裕がある場合、「コートハウスつくっちゃう?」ってことになり、「やっぱりコートハウスはコの字?ロの字に挑戦する?」なんて楽しげな会話が聞こえてきたりしちゃうわけです。
でも究極「見渡す限り、あなたの土地です。」なんて言われちゃった日には「・・・・・・どこに家建てようか・・・・誰か決めてくれへんかなぁ・・・・」って具合に途方にくれたりしちゃうわけですね、これがまた。