
K: 建築家のOさんが薦めておられた映画。2000年のトラン・アン・ユン監督作。
A: 兄妹の部屋で流れる曲、この声ってルー・リード?
K: うん。ルー・リードって特にファンでなくても声とか唄い方で「あ、これルー・リード?」ってなるよね。
A: 独特やね。‘明るくて寂しい’とか、‘訴えたいのかどうでもいいのか’とか。
K: あ、それってこの映画のテーマなのかも。‘恋人のような兄妹’や‘川みたいな道’や‘雨が入る外みたいな内’。あと、「いいひと時ね」って言われて「快感と不快感のまじった気分」って返してたし。
A: あと、高松塚古墳の壁画みたいなカフェの壁とか?
K: ・・・・・・
A: ・・・・なんかのレビューで‘映像だけの映画’って読んだけど。
K: それってほめ言葉ちゃうの?
A: でしょ?ストーリィより映像で魅せちゃうっていうのはほめ言葉やよね?
K: この映画、充分物語的やと思うけど・・・・同じもの観ても感じる部分は人それぞれやからね。