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2007年 02月 22日
![]() 家を建てる土地を探す場合、普通考えるのが‘予算’‘地域’‘広さ’‘日照’‘接道’など。 時にはプラス‘地名のブランド力’‘学校区’なども。 案外重要なのが‘雰囲気’。 その‘雰囲気’が何に起因するものかはまちまちで、「車などの交通量」や「人通り」などの視覚や聴覚で感じられるものもあれば、「通りをぬける風」など少し時間をかけて敏感にならないと感じられないものもあるわけです。 ただそれらでも解決できない‘雰囲気’は存在するわけで、わかりやすい例では成熟した‘街’と郊外などにある新興の‘ニュータウン’との‘雰囲気’の違い。 ‘ニュータウン’でも都市計画家や建築家の野心(さらに自治体やデヴェロッパーの野心)に下支えされた発展途上の場合と衰退途中の場合とでは明らかに異なる‘雰囲気’が存在するわけですが、共有するのはどちらの場合も‘雰囲気’が一気に変化すること。 つまり、同じような世代の同じような生活水準の家族が多く住み、それらの家族が同じような時期に変化してしまうこと。これを心地よく感じるのか違和感を覚えるのか。 一方成熟した‘街’の場合、雑多な家族(や単身者)を受け入れる‘ゆるさ’を持つことが多く、その‘ゆるさ’の質や深さや広さに個性があるため様々な‘雰囲気’が生まれ、ときには心地よさにときには危うさに変化する。(‘ゆるさ’自体もゆるやかに変化してしまうわけですが) ‘同じような人たちと住む’(多くは幻想なんでしょうが)のか‘雑多な人たちと住む’のか。または‘高級の名の下に集まった所得水準の近い人たちと住む’という選択肢もあったりするわけです。 (写真は日本語で書かれた都市についての論考の最高傑作のひとつ『都市表象分析Ⅰ』INAX出版。続編は『死者たちの都市へ』青土社。もともとは今も継続中の『10+1』誌の連載。著者は田中純)
by kabuhaus
| 2007-02-22 19:58
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