関西地区1月27日(土)放映(関東地区1月21日(日)放映)の‘建もの探訪’です。今回は放送が始まった瞬間に惹きつけられました。建築雑誌に紹介されてたかどうか記憶にないんですが、住まい手によって建物の魅力が増幅されている幸せなケースのひとつでしょう。
まず、‘入り口の扉を開けたらいきなりリビング’‘土足の生活’‘ゆるやかにしか仕切られていないバス・トイレ’などを施主の方が希望してなおかつ使いこなしておられることにおどろき。
次に複雑なワンルームのようなつくりの中に、雑多な家具をセンスよく配置。
個性の強い建築・家具を無理なく使ってる感。
ひさびさに衝撃を受けました。
おそらく建築(充分すばらしいのですが)だけの家具や住まい手の写っていない竣工写真だったらこんなに強い印象をうけなかったはず。
生活者を取材し、建築自体もおろそかにしないこの番組ならではというところ・・・・やっぱり‘建もの探訪’あなどれない。(設計:福島加津也+冨永祥子 建築設計事務所)