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2007年 01月 03日
![]() A: タイトル長いよねぇ。‘アーバニズム’が可能かどうかどうしても聞きたかったんやろうね。 K: 今号での大きな変化わかる? A: え?わからん。装丁もNo.40から変化無しやし、それにしても表紙のハイナー・シリングの写真きれいやね。 K: 引いた感じの撮り方がいいんやろうね。写真撮るときってついつい寄っちゃうから。この人確かベッヒャー門下の流れを汲むんちがった?ベッヒャー門下生って引き方がかっこいい人多いもんね。 A: ふーん。・・・・・ところで変化は? K: あ、そうそう。編集協力っていうクレジットが見あたらへんねん。 A: そうなん?にしても細かいとこ見てるんやね? K: この雑誌、まずそれ見るやろ?No.1~No.4の編集委員(多木浩二・八束はじめ)を除いて、No.5~No.44まで続いていた‘編集協力’って形式やめたんかなぁ?ま、この号だけかもしれんけど・・・・・・ところで、今号の内容やけど、相変わらず連載とインタヴューは強力やね。 A: とうとう‘『日本の民家』再訪’も動き出したみたいやし。 K: 田中純‘都市表象分析’、八束はじめ‘思想史的連関におけるル・コルビュジェ’、日埜直彦‘磯崎新インタヴュー’とか。「とりあえず読まなっ」って感じ? A: でもやっぱり難しい文章多いよね?建築の勉強とかしてるんやったら無理してでも読まなあかんのやろうけど・・・・・普通読む必要ないでしょ? K: そうそう、無理する必要なんかぜんぜん無いねんけど、ちょっとでも‘知識欲’にひっかかるとか、「建築家って何考えてるんやろ?」とか、「建築家とおんなじ土俵で話したい」とか思うんやったら部分読みでもいいからやっていくべきやと思うよ。 A: ふーん・・・・そんなもんなんかなぁ。 K: 今号の一押しは酒井隆史‘「ヴァーチュアリズム」のなかの公園’。 A: 大阪の天王寺公園についての論考やね。「小説や映画など、さまざまな媒体に断片的に現れる・・・・・」ってあるけど、あんまり記憶にないなぁ。 K: そうやなぁ、ぼくなんかは子供の頃、大阪の‘ディープ・サウス’としての天王寺に特別な想いいれがあったことと、高校時代の行動域の中心が天王寺やったからね。 A: ふーん。 K: まず、この論考でも触れられている関西っていうか日本有数の野外コンサート‘春一番’が70年代(’71~’79)に天王寺の野音で開催されていたこと。その後も町田町蔵(町田康)のイヌが演ったりしていた『マントヒヒ』、少年ナイフとかが演ったりしていた『あひる』、ブルース系のミュージシャンが溜まったりしていた『ぐらいだあ』なんかのライブを聴ける店が天王寺周辺にはあったし、大塚まさじの名曲『天王寺思い出通り』(アレンジ・細野晴臣)なんかも当時のイメージにぴったりやで。 A: ふーん。天王寺も横浜の寿町みたいに熱い時代があったんやね。 K: うん。だから今の天王寺公園は自分の中で‘無いもの’やねん。 A: この論考にもある‘有料化で民衆を締め出した’ってこと? K: うん。高校の頃とか、終電なくなりそうやったら、ま天王寺公園あるから何とかなるやろって思ってたし。やっぱり、公園って太極拳やってたり管楽器(ときにはドラム)を練習してたり犬の散歩やってたり、おっちゃんが寝てたり(時には住んでたり)しといてほしいやろ? A: その横でカラオケやってたり。 K: そうそう。 A: やっぱり行政もすっきりしたいんちゃうの? K: でも有料化で‘民衆’を‘お客’化しても結局公園を活かせてないわけでしょ? A: 論考にもあるように‘大阪二十一世紀協会’による‘天王寺博覧会’にはめられたんやろうね。 K: なぁ。でもその辺の流れが‘ネオリベラリズム’とか‘都市アントレプレナー主義’とか‘グローバリゼーション’に関係するってまでは考えたことなかったけどね。 A: 天王寺公園がどう考えてもチボリ公園やディズニーランドにはなられへんもんね。 K: 天王寺にはねずみやあひるより赤い着物着たおっちゃんがカラオケで踊ってるほうが似合うやろ? A: そこまでは同意しかねるけどね。
by kabuhaus
| 2007-01-03 22:00
| 建築
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