RIP RIG + PANIC の1982年のシングル『YOU'RE MY KIND OF CLIMATE』です。そうですNEW WAVE です。そういう時代です。リップ・リグ&パニックはイギリスの10代の衝撃的グループ‘ポップ・グループ’が分裂後にできたいくつかのグループの1つ(後にPILに参加するブルース・スミスやドン・チェリーの養女のネネ・チェリーがメンバーだったことでも有名です)なんですが、当時(というか小学生で音楽に目覚めてからずっと)黒人音楽しか聴かず、白人のギターの音が聴こえるだけで「あかん、こんなシロッポイ音聞かれへん。」とかほざいていた生意気な高校生の耳を白人音楽に向けるには充分な音だったわけです。まあ考えてみるとJAZZをNEW WAVE に持ち込んだり、黒人・白人の混成だったり、クロッポイ音しか受け付けなかった耳にも許容できたんでしょう。ま、10代・20代は‘生意気っとく’のもいいもんですよね。