
建築雑誌という分類はされないのかもしれませんが、ぼくの中では現在出版されている雑誌の中で‘最も楽しみにしている建築雑誌’という分類です。この雑誌の大きな特徴は毎号‘編集協力者’が変わるという点です。五十嵐太郎氏が多くの号で編集協力されていますが、今号には中谷礼仁氏の名前も有ります。毎号まずはじめに目を通すのが、田中純氏の連載‘都市表象分析’です。今号では‘都市連鎖研究体’の‘コンゲンカード’を導入に使ってられます。その他ハイナー・シリング氏の写真の連載や、八束はじめ氏の連載‘思想史的連関におけるル・コルビュジェ’や、リレー形式の連載‘技術と歴史’(今号は早稲田の中川武氏)あたりも興味深いんですが、やっぱりスゴいのはここんとこ何号かにわたって掲載されている日埜直彦氏による磯崎新氏のインタヴューです。もうそろそろ聞けること聞いとかんとね。清家丹下篠原・・・やもんね。あ、そうそう肝心の今号の特集は藤森照信氏です。