
ウチの家(カブハウス)を設計してもらうとき、まず考えたことが「いかに自分の好みを伝えながら、かつ自由に設計してもらうか」ってこと。だからとりあえず自分の好みを断片的なものも含めて、並列的に伝えて、後は建築家に任そうって考えた。その好みっていうのも脈略なんかおかまいなしで、「バラガン自邸のリビングの庭に向かった感じ」とか「ヨーロッパ人の職人が塗ったような粗い感じの安っぽいグレーのモルタル」とか・・・・・そんな中におそらくカブハウスにもっとも影響を与えてるであろうルイス・カーンの『エシェリック邸』があるわけです。やっぱりいいなぁ。“木”と”モルタル”のバランスとかレッド・オークの絶妙な割れ具合とか・・・・・ウチの家もいい具合に朽ちていければって思うんですが、うまくいくかなぁ。(完成時が最も美しい家って、どうかなって思うでしょ?)