
聴竹居を見学してきました。
建築家・藤井厚二の自邸で1927年竣工。京都の大山崎にあります。
日本の気候・風土に適応した住宅をめざした実験住宅と位置づけられています。
見学してみて感じたのは“実験住宅”や“80年以上前の住宅”といったことを外してみても
つまり“歴史的価値”の部分をのぞいても“現実住居”として考えることが可能な住宅です。
水周りは確かに時代を感じますが、食事室の角やサンルームの既視的心地よさ、
すばらしいです。(もちろんよく言われるリビングと畳の連続性などもいいです)
閑室と名づけられた隣接する接客用別棟の公開もお願いしたいものです。
こういう住宅を見学すると日本の住宅建築はちゃんと進化発展しているのか不安になります。
もしかしたら流れとしては停滞もしくは退化するなかで、ときどき突然変異的に傑作住宅が
出現しているだけなのかもしれません。
一般に公開されていますので
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