カブハウス / 建築家不動産:音楽2009-05-20T16:12:48+09:00kabuhaus(株)カブハウス (株)建築家不動産 久山敦ブログExcite Blog『Soul Galaxy In The Magic of MOTOWN』http://kabuhaus.exblog.jp/10276296/2009-05-20T16:11:00+09:002009-05-20T16:12:48+09:002009-05-20T16:11:13+09:00kabuhaus音楽モータウンのコンピレーション・アルバムといえどもあなどるなかれ、このアルバム。
なんとなく試聴してなんとなく購入してしまったCDなんですが、有名どころは顔見世程度(MIRACLES,EDWIN STARR,TEMPTATIONSが一曲ずつぐらい)の全曲not on LPのシングル曲集。そうただのシングル曲じゃなくってnot on LP。
そこそこ有名どころ(FANTASTIC FOURが4曲、G.C.CAMERONが2曲など)に混じって聞いたことのないアーティスト名がちらほら。
その中で、この1曲を聴けただけでも買ったかいがあったってのがDIFFERENT SHADES OF BROWN。解説の吉岡正晴さんもグループについては“不明”とおっしゃる男性ヴォーカル・グループ。
曲に関しては少々ポップすぎるものの、ファルセット、バリトンともに“唄える”。一聴の価値あり。
それにしても感じるのがG.C.CAMERONの器用ぶり。THE SPINNERS時代の『It's a Shame』のファルセットと地声の操り方など強烈ですが、今回収録曲でもSMOKEY ROBINSONプロデュース曲ではSMOKEYのように、WILLIE HUTCH作の曲ではWILLIE HUTCHのように唄ってしまえる器用さ。
まあその器用さがアダとなって“そこそこ”になっちゃったんでしょうね。
]]>『離婚伝説 / マービン・ゲイ』( Here,My Dear / MARVIN GAYE )http://kabuhaus.exblog.jp/8267523/2008-07-13T00:37:00+09:002008-07-13T00:39:57+09:002008-07-08T12:07:28+09:00kabuhaus音楽
マーヴィン・ゲイのアルバムの中ではやっぱりこれ。っていうのも普通ベスト・アルバム等に挙げられる『What's Going On』の“What's Going On”や“Inner City Blues”や『Let's Get It On』の“Let's Get It On”や“Distant Lover”よりも、単純にこのアルバム収録の“When Did You Stop Loving Me, When Did I Stop Loving You”が、マーヴィン・ゲイの曲の中で一番好きっていうだけの理由です。(邦題の“涙の向こう側”はきれいすぎ?)
そう、このアルバム、マーヴィン・ゲイが奥さん(所属するモータウン・レコードの社長ベリー・ゴーディJr.の姉のアンナ)との離婚の慰謝料のために製作したもので、中ジャケは窓の外に多くのファンを従えたミュージシャンの手がレコードを差し出し、それを窓の外に地獄のような風景を従え財産や現金に囲まれた女性の手が受け取っているというトホホ・デザイン。この曲の歌詞も「・・・But if you ever loved me with all of your heart You'd never take a million dollars to part・・・」とか、なんなんざんしょ?その他アルバムを通して奥さんに対するうらみ・いやみの大合唱。
たとえ歌詞の内容やジャケットのデザインが醜くてもいい曲はいいわけです。(“fussin', baby”の部分の歌い方はいただけませんが)
主義主張や政治的信条を歌ったようなアルバムよりもこういうクソみたいな歌詞のアルバムの出来がすばらしいってのも皮肉なことによくあることで、また心が弱っているときにつくった曲がすばらしいっていうのもよく聞く話ですよね。]]>今日も。http://kabuhaus.exblog.jp/6210813/2007-08-02T16:09:00+09:002007-08-02T16:27:33+09:002007-08-02T16:09:47+09:00kabuhaus音楽K: 今日は阿久悠さんやて。
A: なんか今日は誰?みたいになってきたよね。
K: まあ、思い入れに関係なく昭和の世代にとって象徴的な方々がそろそろってことなんやろうね。平成の世代にとっての方々はまだまだやろうけどね。
A: 実際阿久悠さんって言われてもいまいちピンとこんねんけど・・・・・
K: でも作詞した曲の一覧見たら、とくに歌謡曲に思い入れなくっても“ええ歌”たくさんあるよ、やっぱ。その中でも『舟歌』と『デビルマンの歌』ちゃう?『デビルマンの歌』なんか我が家の一番の愛唱曲やで。“デミルイヤーは地獄耳”やもん。
A: ・・・・・・・・ぜんぜんわからんけど・・・・
K: 確かにリアルタイムで聴いてない歌謡曲も入れたら好きな曲の作詞に阿久悠さんの名前無いけどね、しいて挙げるとなかにし礼さんが多いかな、奥村ちよ『恋の奴隷』『恋狂い』ザ・ピーナッツ『恋のフーガ』弘田三枝子『人形の家』あたり。
A: あかん、もうぜんぜん未知の世界や。
K: おれもリアルタイムでの記憶は無いって・・・・・・ところでなかにし礼さんって今おいくつ?
A: ・・・・・・・・]]>『君が欲しい』幻の名盤解放 藤本卓也作品集 キング編http://kabuhaus.exblog.jp/6199858/2007-07-31T21:33:00+09:002007-08-01T13:32:24+09:002007-07-31T21:33:00+09:00kabuhaus音楽K: この季節やっぱり多いよね、小田実、ベルイマン、カール・ゴッチ・・・・・・
A: ベルイマンはこのブログでも『野いちご』紹介してたよね。ところでカール・ゴッチって誰?
K: ん?プロレスの神様。
A: プロレス好きやったっけ?
K: ぜんぜん興味ないけど、好きやった大衆音楽、ソウル特にサザン・ソウルとか、NYアンダーグラウンドややノイズ系とか、そんなん好きな日本人って結構プロレス・ファンの人多かったから、なんか知らんけど“カール・ゴッチ=プロレスの神様”っていうフレーズが当たり前になって・・・・・顔も知らんねんけどカール・ゴッチさん。
A: ・・・・・・なんか濃そうな世界やなぁ。
K: あと、五木ひろしの『待っている女』『夜汽車の女』の作・編曲でも有名な藤本卓也もCDの帯に“歌謡界のカール・ゴッチ”って書いてあるやん。でもこの人は作詞も手がけた作品で圧倒的な個性が発揮されるわけで。
A: 『君が欲しい』って曲のおどろおどろしい情念の世界って言うの?これは強烈やわ。
K: “君の胸にメスを入れて裂いて開いて~”やもんなぁ。あと、佐々木早苗の歌唱にも要・注目。『最後の人』でのファルセットと地声の使い方、スピナーズのヴォーカルのG.C.キャメロンの『It's a shame』に匹敵するで。あとズンドコ・リズムの『恋の味』のラストの“ドゥッドゥッドゥヮドゥッドゥッドゥルルララララララララララララララララ~”はムーディー勝山に匹敵するし。あ、あと藤本卓也って“夜のワーグナー”とも呼ばれてたらしいで。
A: ・・・・・・もうええって。]]>‘Sweet Vibrations’http://kabuhaus.exblog.jp/4912564/2007-01-13T20:20:06+09:002007-01-13T20:20:06+09:002007-01-13T20:20:06+09:00kabuhaus音楽A: 最近よくかけてるよね、このCD。
K: Latimoreのベスト盤。
A: ベスト盤で買ってるって珍しくない?
K: まあね。ずっと避けてたからね、
Latimore。
A: そうなんや・・・・・特に8曲目の「It Ain't Where You Been」と10曲目の「Sweet Vibrations」、よく聴いてるよね。「Sweet Vibrations」ってUAがカヴァーしてたんやんね。
K: みたいやね。聴いてないねんけど、どんなんなん?
A: 知らん。聴いたことない。
K: ・・・・・・
A: でもなんで、避けてたん?
K: うん、たまたま聴いた曲がブルージィすぎたり、唄い方がバラディアーすぎたから。
A: ・・・・またまた専門用語?ブルージィはなんとなくわかるけど、バラディアーって?
K: JOE SIMON とかTHEODORE PENDERGRASS(テディー・ペンダーグラス)とか。
A: ・・・・わかるわけないやん、そんなマニアックな人ら。
K: じゃあ、岡けんた・ゆうたの‘ええこえ~’みたいな唄い方。
A: あ、それならわかった。はじめからそう言ってくれんと。で、それが嫌いなん?ブルージィって黒人っぽくて好きそうやけど。
K: うん、ブルージィなんも自然じゃなかったら‘黒人っぽさ’を前面に出してこびてるみたいやろ?バラディアーは単に好みかな。テディ・ペンもソロはぜんぜん聴いてないし。
A: ・・・・・テディ・ペンって・・・・
K: テディ・ペン、エディ・ケン、テンプス・・・・
A: エノケン、エンケン、マツケン・・・・
K: ・・・・・・
A: ナンモリ、センチュウ、ニシキタ・・・・
K: なんか、でもこうしてあらためて聴いてたら「It Ain't Where You Been」ってスティービー・ワンダーっぽかったりするし、「Sweet Vibrations」もドラマティックスっぽいかも。結構B級やね。
A: アマシン、シンミ、ヨンテン・・・・
]]>“GIVE ME YOUR LOVE”http://kabuhaus.exblog.jp/4813187/2006-12-29T14:31:58+09:002006-12-29T14:23:59+09:002006-12-29T14:23:59+09:00kabuhaus音楽“GIVE ME YOUR LOVE”、曲名です。そう、カーティス(CURTIS MAYFIELD)の大有名曲。写真はTHE SISTERS LOVE っていうマイナーな女性 vocal group の編集盤のジャケット。レイ・チャールズの family group 、レイレッツの流れを汲むgroup みたい。(72年リリースの7インチ・シングルのB面みたい。80年代のクラブ・カルチャーで発掘されたようです。)
この THE SISTERS LOVE ヴァージョンの“GIVE ME YOUR LOVE”のスゴサっ。オリジナルよりも少しアップ・テンポで初っ端から、ん?って感じなんですが、なんせこの曲のリード・ヴォーカルの声っ。もちろん声楽系の美声じゃないですが、何食べて何曲唄いつぶしたらこんな声になんねん?っていうようなスゴサっ。特に3分10秒~30秒のあたりの声というより喉のスゴサっ。TOWERの視聴コーナーとかでも探して聴いてみてください。
ところでオリジナルは CURTIS MAYFIELD の『SUPER FLY』(同名映画のサウンド・トラック)収録です。以前から映画としての『SUPER FLY』や『SHAFT』や『COFFY』って歴史的な価値以外は???なんですが・・・・観る人が観たら名作なんでしょうか?]]>完璧なニセモノhttp://kabuhaus.exblog.jp/4621458/2006-11-26T16:57:27+09:002006-11-26T16:57:27+09:002006-11-26T16:57:27+09:00kabuhaus音楽昨日の土曜日、大阪ブルーノートに『菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ』に行きました。以前買ったCDをウチノオクサンにとられて依頼、オクサンの方がファンになってしまい、彼女は2回目、ぼくは初めての菊地さんの生音(以前、大好きな京大西部講堂でのライブはチケットとり損ね)。
黒人のライブで感じる、ひとつめの音での「あっスゴイッ」てのもなく(サックスの音が鳴った瞬間のパキンッっていう存在感や音が鳴り止む瞬間のキレみたいなものは無い)、ぼくが好きな‘キレた演奏’もなかったんですが、こればっかりは過去何十億年の‘ソダチカタ’のちがいによる、身体能力や身体感覚のちがいによるものだからしょうがないですよね。もちろん彼もそんなことは百も承知で、だからこその‘完璧なニセモノ’づくりなんでしょう。時々ウルサク感じた5人目のメムバーのエンジニアによるダブ効果もより完璧なニセモノには不可欠な要素だし、エンディングのドラム・ソロ中にメムバー退席っていう演出も完璧でした(ドラム・ソロをもう少し短くしてスティックを客席に放り投げるってのもありかも)。演奏力をみても80年代のラウンジ・リザーズよりはるかに上手く、ニセモノとしての精度もより完璧。
そして、アンコールまでのショーが‘完璧なニセモノ’で、アンコールで唄った松田聖子の歌が‘完璧なニセモノ’に対するあっかんべーなのかもって感じて、じゃあそれに対する観客の‘正しい返し’は?って考えたら、やっぱ一人残さず退席して‘客ゼロで唄う菊地成孔’なのかなぁ。ま、そんなこと実践する客など一人も居るわけなく、ぼくもせいぜいショーの余韻を感じつつフライドポテトを食べながらステージじゃなく客席を見回す程度の‘返し’で勘弁していただきました。]]>今日の脳内BGMhttp://kabuhaus.exblog.jp/4523881/2006-11-10T19:07:36+09:002006-11-10T19:07:36+09:002006-11-10T19:07:36+09:00kabuhaus音楽RIP RIG + PANIC の1982年のシングル『YOU'RE MY KIND OF CLIMATE』です。そうですNEW WAVE です。そういう時代です。リップ・リグ&パニックはイギリスの10代の衝撃的グループ‘ポップ・グループ’が分裂後にできたいくつかのグループの1つ(後にPILに参加するブルース・スミスやドン・チェリーの養女のネネ・チェリーがメンバーだったことでも有名です)なんですが、当時(というか小学生で音楽に目覚めてからずっと)黒人音楽しか聴かず、白人のギターの音が聴こえるだけで「あかん、こんなシロッポイ音聞かれへん。」とかほざいていた生意気な高校生の耳を白人音楽に向けるには充分な音だったわけです。まあ考えてみるとJAZZをNEW WAVE に持ち込んだり、黒人・白人の混成だったり、クロッポイ音しか受け付けなかった耳にも許容できたんでしょう。ま、10代・20代は‘生意気っとく’のもいいもんですよね。]]>本日はO.V.Wrighthttp://kabuhaus.exblog.jp/4500339/2006-11-06T23:12:12+09:002006-11-06T23:12:12+09:002006-11-06T23:12:12+09:00kabuhaus音楽特に理由は無いんですが、たまたま今聴いてたから・・・のO.V.Wrightです。そうです、もうとうに亡くなってはります。1972年の名盤『A Nickle and A Nail and Ace Of Spades』です。デザインのこととかよく言っておきながら、このジャケットです。しかもタイトルは2曲のタイトル(『Nickle and A Nail』と『Ace Of Spades』)を引っ付けただけ。でもスゴイ。どの曲もスゴイ。Hi Sound(メンフィスのレーベル)のリズムがすごいのはいつものことですが(以前観た70年代の‘Soul Train’でAl GreenのバックでたたくドラムのHoward Grimesのドラミング、尋常じゃないです。)、このアルバム聴いてると、やっぱり1972年のSoulは‘買い’です。その中でもこのアルバムは‘超買い’なんですが、70年代のサザン・ソウルに免疫のない人にとっては‘重すぎる音’なんでしょう。ぼくの場合、集中して他の事やってても『Ace Of Spades』の“Listen to me,baby,have no fear”でO.V.Wrightとハモっちゃいます。]]>本日のアル・グリーンhttp://kabuhaus.exblog.jp/4215829/2006-09-26T21:42:00+09:002006-09-27T10:18:45+09:002006-09-26T21:42:36+09:00kabuhaus音楽今日は珍しく音楽で。写真はメンフィスの貴公子 Al Green の『I’m Still Love With You』です。アメリカ南部、テネシー州メンフィスにあったレーベル‘Hi Sound’の看板アーティストだった人ですが、ひねくれ者だらけのソウル・ファンの間での評価はまちまちで、特にこのアルバムの次ぐらいからは見向きもしないソウル・ファンが大勢居ます。ってことは、当時(1972年)のアメリカでの人気と、どうでもいいかもしれない一部ひねくれ者集団‘文科系ソウル・ファン’の評価が合致する唯一のアルバムってことでしょうか。
ま、そんなことはどうでもいいことで、駄作のない本アルバムでぼくが真っ先に針を落とす(死語?)曲はA面ラスト(これまた死語?)の「Simply Beautiful」って曲です。機会があれば聞いてください。(やっぱりB面1曲目、2曲目は選曲ミスかも)]]>https://www.excite.co.jp/https://www.exblog.jp/https://ssl2.excite.co.jp/